ながいかいわ

やさいのこと、くだもののこと

お盆休みに登山の件

何年ぶりかで遠出しない、特に用事のない、長い休みでした。
毎夜毎夜お酒を飲んではいましたが、日中は溜まっていたやりたい事リストをいくつか実行して、すっきりした気がします。健全な心と体が戻ってきました。長い間、忙しいような、時間が足りないような、気になっていたと思う。

f:id:yucca:20130819145629j:plainやりたい事リストのてっぺんにあったのは山登りです。山へ行くのは2年ぶりだったので体のなまり具合を考慮して、福岡県内の、標高430m弱という優しい山にしました。かつてはお城があった所です。
f:id:yucca:20130819145817j:plain登山口に何本か、頑丈そうな木の枝が立てかけてありました。トレッキングポールの代わりにこれを拝借します。蝉の抜け殻つき。左の小さいのはツクツクボウシ、右の大きいのはアブラゼミだそうです。ちょっと嬉しくなる。守護神と呼んで、付けたまま歩きました。


f:id:yucca:20130819145835j:plain上り坂がずっと続くと腹が立ってくるんですが、ここは傾斜ばかりではなく、こんな小道もあって。一緒に登ったのはけいちゃんで、彼は道中で出会った動物のフンというフンをつついていました。子供みたいなことやめてよ、と思っていましたが後で聞いた所、フンの鮮度でその主に遭遇する可能性があるかどうか判断をしていたらしい。ほやほやだとすぐ近くにいるから注意、という事。危機管理能力が高い人。猪、猿または狸、鹿の大きなお便りが落ちていました。
f:id:yucca:20130819145849j:plainこういうメッセージにすごく励まされつつ歩く。作ってくれた人ありがとう。でも、ここから辛かった。
f:id:yucca:20130819145906j:plain頂上に着いたら草原でした。お城はもうないですが、地面が平らに作ってあって、確かにここに何かあった、と思えます。草と風のさわさわする音が耳のすぐ近くで聞こえていました。草がチクチクして座れないので、さわさわの真ん中に仁王立ちしてサンドイッチを食べました。
f:id:yucca:20130819145918j:plainf:id:yucca:20130819145929j:plain折り返しておなじ道を下山。途中でアブに追いかけられてこけました。左右の腕に擦り傷とおしりに痣ができる。よもぎの葉っぱを一枚摘んで、くしゅくしゅして傷口にあて、止血と消毒の応急処置をしました。


山道を歩いていると、虫や、木や、草や、森のどこかに隠れているであろう動物や、空なんかも、いつもより身近に思えてきます。周りに雑音がないからかなぁ。そうすると次に、これも身近なものとして自分の体に目が向いてきます。一歩踏み出す時にこことここの筋肉が動いたとか、いま息吸えばまだ足が上がるとか、自分を作っている仕組みの一つとして、ちゃんと身体を感じられる瞬間が出てくるんです。これがすごくすごくおもしろい。起きるのも寝るのもスイカを切るのも鍋をふるのも、体が動いてくれるから出来てるのに、お礼を言うのも忘れていてごめん、と思う。山に登りたくなる理由の一つです。
今度はいつ行けるかな。筋トレをしとこう。